2016/12/17
超・かんたん!!
日常の何氣なく行っている行動所作がそのままストレス解消になる!!
笑うメンタルヘルストレーナー・杉本あきほの「笑う・こころと身体の鍛え方」シリーズ
その④ 「所作」について
先日、コンビニで物を買った時に若い店員から「あぁりがとうございやしたぁ~~。」と軽く言われた。
本人は「ありがとうございました。」と言っているつもりなのだろうが、
私は感謝されていると思わなかった。
何故、こんな話をしたかと言いますと、
ここ数日のブログテーマである
「落ち込んだ氣分を切り替えるかんたん日常所作」の「所作」という言葉について
少し説明しておきたいとおもいます。
ここを理解しておくことが、単純な動作が意味をもった動作に変える秘訣になるからです。
ネットのコトバンク辞書などで調べると「所作」とは
①行い。振る舞い。
②身のこなし。しぐさ。
等の一般に認知されている言葉が並んでいますが、
そのなかにひとつ良く解らないのがあります。
それが、③「身・口・意の三業(さんごう)が発動すること。」
という意味です。
一体何のことを言っているのか解りますか?
実はこれは仏教用語で、言っていることは①や②と同じことなのですが、
③の意味こそが一番大事ではないかと私は思っています。
では一体どういう意味なのか?
まず「身・口・意の三業(さんごう)」ですが、
仏教では私たちの日常行動は「身体(行動)」「言葉」「心」の三つから成り立っていて
これらを煩悩の根源であるとして三業(さんごう)と呼んでいます。
次に「発動」ですが、心に思っていることがそのまま行動や仕草になるということなのです。
ということは、所作とは「身体(行動)」「言葉」「心」をひとつにする必要があるわけです。
行動だけ、言葉だけではなく、そこに心が入らなければ効果はないということです。
ですから、私がここで紹介するいろんな方法を試す時は、
『何のために行っているのか』を意識してくださいね。
例えば前回の「窓を開ける」の場合は
「窓を開けることで、外の世界に向かうぞ。」と意識するわけです。
それがあなたの氣分を切り替えるきっかけになるのです。
これをしないと「ただの換氣」になりますからね(笑)
笑うメンタルヘルストレナー 杉本あきほ