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古事記から学ぶ「日本の伝統的ストレスマネジメント」⑥

time 2016/04/24

古事記から学ぶ「日本の伝統的ストレスマネジメント」⑥

一番簡単なストレスマネジメント 「呼吸」

前回予告したように今回がシリーズ最終回です。

掃除におけるこの「拭く」と「掃く」は場を清める行為の代表で、

掃除をすることで自分の心を清めることが大切だということを書きました。

ではこの「ふく」と「はく」についてですが、外に何を意味するかお解りですか?

その前に・・・。

以前出張でホテルを予約していたのですが、当日現地に行ってみると予約が入っていなかったことがありました。

「え~~っ、そんな~!」と思ったいたところフロントの方がシングル料金で

スーペリアルームに案内してくれたことがありました。

「禍福(かふく)は糾える縄の如し」といいますが、人生幸も不幸もすぐに入れ替わることがあるもんです。

 

さて、「禍福」の「禍」という文字。

禍事(まがごと)の「禍」(まが)で、災とか災難等の意味があります。

曲がると同じ語源からきていているようで、やはり道を外れると災いが起こるということなのでしょうか。

実は古事記の中には、この禍(まが)を起こす神様の名前が記されています。

それは以前古事記から学ぶ「日本の伝統的ストレスマネジメント」②にも書いた部分です。

黄泉の国から帰ってきたイザナギノミコトは、我欲私心で穢れてしまった自らの心を

清流で禊祓いします。この時に心が清らかになる過程でたくさんの神様が生まれます。

そのなかに

「、初めて中つ瀬に堕(お)り迦豆伎(かづき)て滌(すす)ぎたまふ時、

成り坐(ま)せる神の名は、八十禍津日(やそまがつひの)神。次に大禍津日(おおまがつひの)神。

此の二神は、其の穢繁国(けがれはしきくに)に到りし時の汚垢(けがれ)に因りて成れる神なり。」

訳:「中の瀬の中に潜って洗った時生れた神の名は、八十禍津日(やそまがつひの)神。次に大禍津日(おおまがつひの)神。

此の二神は、黄泉国に行った時の穢れから生まれた神である。」

八十(やそ)は数が多い、大はとてつもなく多いという意味で、とにかくすごくたくさんの禍を起こす神様が生まれたのです。

世の中の災禍はこの禍津日神(まがつひの神)が引き起こしているそうですよ。

しかし、神様が私たちを苦しめるはずはありません。

きっと曲がったことをしてしまった人に何かに氣付かせようとして災禍を引き起こすのでしょう。

でもご安心ください!!

そしてそのすぐ後に、この禍(まが)を直すための神様がうまれます。

「次に其の禍(まが)を直さむと為て、成れる神の名は、

神直毘(かむなほびの)神。次に大直毘(おほなほびの)神。」

 

さあここです!!

ここにお生まれになった神直毘(かむなほびの)神。大直毘(おほなほびの)神こそが、

世の中の災禍を直してくださる神様なのです。

俗な言葉に言い換えれば私たちの悩みやストレスを解決してくださる神様なのですよ!

ではいったい「神直毘(かむなほびの)神。大直毘(おほなほびの)神」とは一体何を意味するのでしょうか?

古事記研究者の本居宣長は「神直毘神、大直毘神は息吹戸主(いぶきどぬし)ではないか。」と説いています。

 

息吹・・・息を吹く、息を吐く・・・つまり呼吸の神様です!!

呼吸が古事記が伝える悩みやストレス解決方法なのです

しっかりと呼吸をすることで、心を落ち着けて、自分を振りかえって我欲私心を祓うのです。

自分と向き合わないで、他人のせいにしていても何も解決しないということでしょう。

しっかり息をするとは、しっかり生きるということ。

まずは大きく吸って、ふぅ~~~~~~~~~~~っと吐いてみましょう。

 

古事記が編纂されたのは奈良時代の七一二年ですから、本当に何を伝えているかは誰にも解りません。

このブログもいろんな人の書物を調べて私なりに解釈したものです。

大切なことは、まず自分でやってみることだと思っています。

暫く続けてみて効果があれば更に続け、なければ別のやり方を調べればいいだけなのです。

一番効果が無いのは、知識だけ覚えて実行しないことです。

私のブログでは「すぐできる。簡単にできる。お金が掛からない。」を基準にしています。

まずは、どれかひとつでもやってみて、効果は自分の身体に聴いてみてください。

 

笑うメンタルヘルストレナー 杉本あきほ

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