2016/12/17
声をだすとは
さて、いよいよ今回は延び延びになっていた
「音を使って固くなった胸の周り(こころ)をほぐす方法」です。
ヨガでは身体にはエネルギーの通り道が交差する「チャクラ」というパワースポットがあり、
そこを広げて全身にエネルギーを流すことを重視しています。
日本的にいえば「身体のツボ」ですね。
そのチャクラやツボを音を使って刺激してゆくわけです。
最近は音叉ヒーリングなどもメジャーになってきましので、
なんとなくイメージできるでしょうか?
音というと、私たちは耳で聞くものだと思っています。
通常、音は波動となって伝わり、それを耳の鼓膜が振動で受け取り脳に送ります。
脳はその人の経験記憶の中からその振動の情報を調べるという仕組みです。
これは、その音に対して意識した時の反応です。
ところが私たちは無意識の時でも全身で音の響きを感じていています。
例えば、噴水や流れる水の音に安らぎを感じたり、
窓の外を行き交う車のエンジン音等にストレスを感じたりします。
音を意識しなくても、波動として全身で音を感じて、身体は反応しているわけです。
これは音そのものというよりも、音の周波数の影響を受けているのです。
そして古代人は音が身体に影響を与えていることを体感していたと思われます。
そこから、逆に音を使って身体に影響を与える方法を発見しました。
音=周波数=響き=振動という関係を利用して、
身体に振動を与えてゆくわけです。
どうやってするのか?
古代人にとって一番身近な音の響きとは…?
それは「声」です。
その声をチャクラに響かせて振動を与えて刺激するのです。
これを「マントラ」といいます。
マントラとは真言ですね。
一番有名なマントラは「AUM(オーム)」でしょう。
日本では「阿吽(あうーん)」、西洋では「アーメン」です。
試しに全部声に出してみてください。
響きが共通していませんか?
恐らく言葉の表す意味よりも、響きが重要なのだと思います。
声をだすことで全身の細胞を振動させて、心身を解放させたのでしょう。
余談ですが、
古代では宇宙の始まりは「音」であったという考え方が根底にあるようです。
人間の身体もひとつの小宇宙だと捉えていました。
さらに、宇宙も周波数をだしていて、その周波数と身体を同調させて宇宙と一体化しようとしたようです。
宗教において祝詞やお経や賛美歌など声を出すことが多いのは、
音の発する周波数や振動の関係を知っていたのでしょう。
さあ、それでは「音を使って心身を緩める方法」とは?
①「あ~~~~~~」って言う。
ハイ、それだけです!
呆れないでくださいね(笑)
私のやりかたは「すぐできる。簡単にできる。お金が掛からない。」を基準にしていますから。
本当は「AUM(オーム)」という言葉を何度も唱えるのがいいのですが、
宗教っぽくて嫌だという方もいるでしょうから「あ~~~~」にしました(笑)
やり方は大きく鼻から息をすってから、ゆっくり「あ~~~~」と言うだけです。
長く吐くことを意識して、吐き切ったらまた吸って「あ~~~~」を繰り返します。
勿論この時には嫌なことは考えないで、氣持ちよく声を出してください。。
ポイントは喉だけで声を出すのではなく、胸の周り(ハート部分)に響かせるようにします。
徐々にその響きを身体全体に広げてください。
身体でその振動の心地良さを感じてください。
実際にやってみればすぐに違いは解るはずです。
胸の周りに響かせる時は、音が低くなっていると思います。
高い音ですると脳の辺りで響くようになり、氣が上に上がってしまい、
頭が痛くなる時がありますのでご注意ください。
低い音でする様に意識してください。
何度かやっていると胸の辺りがホンワカしてきます。
怒り等を抑え込んで、固くなってしまった胸(ハート)を、
自分の声の響き(バイブレーション)でゆっくりとほぐしてゆくと
とても氣持ちよくなってきますよ。
何よりも息をたくさん吐いているので、嫌な感情も出てゆきます。
そしてたくさん息を吸っていますので、細胞が活性化してきて元氣が出てきます。
周囲に人がいて声が出せない時はハミングでもOKだす。
とにかく、声を出すことで身体が振動する感覚をつかんでください。
次回はこの続きで、日常でどの様にこれを活用するかを書きます。
今日も最後読んでくださりありがとうございました。
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