2016/12/17
私たちは普段無意識で良い悪いを決めています。
「あの人は良い人だよ。」
「この製品良いわよ。」
・・・とか、いう場合には、どこかに「悪い人」や「悪い製品」があるわけです。
でも、言ってる時にはそのことに氣付かないのです。
でも、必ず比較する対象があるから「良い」という言葉を使ってしまいます。
だから良いと悪いは必ずセットなのです。
これは自分自身のことにも当てはまります。
自分が良い状態を目指すということは、今が悪い状態にあるとう逆暗示でもあるわけです。
ものごとを二分(にぶん)する思考の落とし穴ですね。
これは誰もがもっている思考のクセです。
これに氣付くだけでもこころは軽くなりませんか?
余談ながら、自己啓発系セミナーなどで「あなたの夢を現在進行形で語ってください。」というのは、
このことを言っているのですよ。
だからと言って、良い状態を目指すことがダメというわけではありません。
大切なことは今の状態を肯定して楽しめること!
理想の良い状態でも、悪い状態でもない曖昧な状態までを「悪い状態」と決めつけない。
曖昧な状態の中に楽しみや喜びを見つけることが大切。
この積み重ねが良い状態をつくる秘訣なんだけど、
案外見落とされてることなんですよね。
但し!
人生を良くしようという向上心を持たないで曖昧な状態を楽しむことを「ダラダラする」といいます。
ご注意ください(笑)