笑顔のヒント

ストレスの無い元気な毎日を過ごすために

ストレス耐性を高める~感情を抑え込んでいると

time 2016/04/30

ストレス耐性を高める~感情を抑え込んでいると

感情を抑え込んでいると

前回のブログで「今、どんな氣持ち?」かをいつも自分に問いかける習慣が何故大切なのか。

自分の氣持ちを知る習慣ができれば、他人の氣持ちを知ろうという意識付けもできてくるということを書きました。

でも、中には今の自分の氣持ちがよくわからい人が多い。

私もそうでした。(笑)

なぜ、自分の氣持ちがわからなくなるのか?

その理由を今回書きます。

自分の氣持ちがよくわからないという人は

普段感情をグッと抑え込んでいないでしょうか?

怒り、悲しみ、喜び、不安等の感情を出さない様にしていませんか?
私は子供の頃からそうでした。

スポーツも勉強も苦手、容姿も・・・(泣)

何をするにも自信が持てなった私は、仲間外れにされるの怖かったので、

人に対して「嫌だ」とか「やめて」とか言えませんでした。

やがて大人になって働くようになってもこの傾向は変わりません。

上司やお客さんや仲間から嫌われない様に、

怒りや不満があってもグッと抑え込んでいました。

 

ちょっと試してみましょうか。

最近あった腹がたったことや、嫌な氣持ちになったことを思い出してください。

・・・。

身体に変化を感じませんか?

ぎゅーっと腕に力が入って、

お腹の辺りにズシーっと重みを感じたりしませんか?

恐怖や不安なのど感情が生まれると、

それを跳ね除けるために怒りの感情がセットで現れます。

「早くこの状態を打開しなさい。そのための力をあげるよ!」と

身体が反応しているわけです。

そんな時は胸から喉の辺りまで込み上げてくるものがあります。

「嫌なことは嫌と言え」と伝えているわけです。

つまり「吠えろ!」と言ってきているのです。

それなのに本人がそれを無視してその感情を抑え込んでしまうと、

胸の辺りの筋肉が固くなり始め、感情を抑え込むこ様に身体が反応してしまいます。

これをウイルヘルム・ライヒは「筋肉の鎧」と呼びました。

更には感情の反応に鈍感になってきて、自分が何を感じているのかも解らなくなります。

これを「性格の鎧」と呼ぶそうです。

特に子供の頃から「あれしちゃだめ。」「我慢しなさい。」「良い子にしてなさい。」等と

欲求を抑え込まれた環境にいるとこの傾向が多いようです。

 

私もまさにそんな子供時代を過ごしました。

文句や不満を言うと親父から怒られるて震えるほど強く叩かれました。

声を挙げて泣くと、「男のくせに泣くな!」とまた叩かれました。

幼少の頃から「あれしたい。これしたい。」という欲求を、

怒りや恐怖の感情と一緒に抑え込んでいると、

大人になっても自分の感情を表現できなくなっていました。

具体的に言うと、怒りを感じても「大丈夫。氣にしてないよ」と誤魔化していました。

無意識で怒りの感情を麻痺させようとしたのです。

しかし人は感情が麻痺してくると今度は刺激が欲しくなるので、スリルや興奮を求める様になります。

よく不倫、薬物、ギャンブル、万引き等の依存症がある人は、

原因の一つが感情を抑え込んで麻痺させていることでもあります。

 

私の場合はお笑い番組にハマりました。

ダウンタウン、うっちゃん・なんちゃん、とんねるず等の番組は録画して何度も繰り返し見ていました。

休みの日は一日中家でお笑いビデオを見ていました。

「人を笑わせることが私のコミュニケーション法だ。」と信じて、いつも冗談ばかり言っていました。

私に感謝してくれている人にも・・・、

真剣な話をしている人にも・・・、

落ち込んでいる人にも・・・、

悲しい思いをしている人にも・・・、

怒っている人に対しても・・・私はいつも冗談を言っていました・・・。

感情に対する感覚が麻痺してしまった私には、

相手の氣持ちを理解することはできなかったのです。

 

その結果、

たくさんの人を傷つけたり、怒らせたりしてしまいました。

当時のみなさんごめんなさいm(_ _)m

さて、ここまでで

「なぜ、自分の氣持ちがわからなくなるのか?」の理由を理解してもらえましたか?

では次回は、それをどうやって克服したかを書きますね。

またまた引っ張ってすみません(汗)

笑うメンタルヘルストレナー 杉本あきほ

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