2016/12/17
12月28日放送のNHK オイコノミア「笑う門には福来る“笑い”の経済学」で
芥川賞作家のピース又吉さんが、私の講演に取材参加してくださいました。
番組では笑いの経済効果を心理学や行動科学等の分野を又吉さんの感性で説明されていました。
やはり又吉さんはお笑いのプロですから、笑い=面白いとう観点がメインでしたが、
又吉さんが今まで体験したことがない笑いということで『第三の笑い』を体験してくださいました。
番組スタッフからは何をするかを一切知らされずに、いきなり全員が笑っている講演会場に参加された又吉さんは、
最初は「????」という普通に・・・、イヤ、笑いのプロだけに「何やこれは?」感は強かったと思います。
でも徐々に内容が解るにつれて、時折、会場を笑わせるコメントを発しながらも
真剣に私の『第三の笑い』理論を聴いてくださいました。
又吉さんにとっての笑いは、人を楽しませるための笑いで、
私にとっての笑いは、自分で楽しくなるための笑いです。
勿論どちらが上かなどという問題ではありません。
そもそもジャンルが異なる笑いなのです。
だから新しい笑いのジャンルとしての『第三の笑い』なのです。
それでも私と又吉さんには共通点が有る様に感じました。
又吉さんは聞く人を笑わせるために全力でネタを考えているのだと思う。
私は聞く人が自分で笑う様にするために全力でネタを考えています。
それでも中には全然笑わない人もいます。
その時の焦りと恐怖感。
でも研修講演が終わった後に「笑って氣持ちよかった。」と言って貰えた時の喜び。
これは経験した人だけが解ることです。
又吉さんの芥川賞受賞作品の「火花」の中に、
「リスクだらけの舞台に立ち、常識を覆すことに全力で挑めるものだけが漫才師になれるのだ。」という
一文があります。
『第三の笑い』はギャグもユーモアも使わないで、自分が笑い、人を笑わせます。
これはまさに常識を覆す笑いなのです。
そこに全力をかけている私はある意味、又吉さんのいう「漫才師」なのです。
ネタが一切ない漫才師・杉本あきほです!
来年はこの『第三の笑い』を全国に広めるために全力で挑みます!
最後に、ピース又吉さん、番組制作スタッフの皆様、取材に協力してくださった仲間に
こころから感謝いたします。
どうもありがとうございました。
放送を編集した映像はこちらをどうぞ。