2016/12/17
日付が変わってしまったが、先日(16日)は後閑愛実(ごかんめぐみ)さんの
自由ヶ丘FM(インターネットTV)にゲストで呼んでもらった。
後閑さんとは講師仲間で毎月お会いするのでリラックスして話ができたのだが、
進行表や台本なのが全く無い!!
決まっているのは開始時刻と終了時刻だけ。
後は1時間自由に話してくださいとだけ言われてびっくり。
しかも途中のCMも無いから、下手をすれば身内のグタグタ話で終わってします。
事前に後閑さんと話す内容の打ち合わせはしたけれど、
実際に始まると、どんどん話は膨らんでゆき、打ち合わせ以外のネタがポンポンと飛びしてきます。
それでも一応二人ともプロの講師ですから、時間内できっちりまとめましたよ(笑)
どんな放送になったかは後日youtubeにアップしますね。
さて、本題はここから。
今回お世話になった「自由ヶ丘FM」は自由ヶ丘のマンションの一室から配信しています。
インターネットのUSTREAM配信をしているので、今何人見ているかがリアルタイムで解ります。
正直な話、身内や業界の知り合いしか視聴していないのが現状です(笑)
勿論スポンサーなどは有りません。
それくらいの規模にもかかわらず、このスタジオには専用ブースに8台のカメラがあるのです!!
しかもマイクやカメラはプロ用の器材を使用しています。
なぜ、そこまでお金をかけているのか?
実はこの「自由ヶ丘FM」代表の関戸さんは元FM大阪のアナウンサーで、
正しく・美しい日本語を話す人を増やすための講座や、
話す仕事を目指す人の教室を開催されています。
そしてその生徒が将来本番の舞台に慣れるためにこのようなスタジオを作って
人に向かってメッセージを伝えることの喜びを体験させてくださっているのです。
しかも無報酬でこのようなスタジオを運営されているのです。
私は関戸さんにお会いして人を育てることの志を学びました。
昨今、巷には「〇〇指導者養成講座」とか「△△インストラクター資格講座」というものが溢れています。
しかし、多くが資格だけを与えて、「あとは自分でやりなさいよ。」的な講座が多いのも事実です。
指導者やインストラクターを養成するには技術やノウハウを伝えるだけだなく、
それをすることの喜びや感動を体験させてあげるのが一番大切です。
この喜びや感動が伝われば、後は本人が自分で続けてゆくことができます。
そのためには自分の中にしっかりとした志(こころざし)が必要です。
あなたは部下や後輩に「私はこんな思いがあってこの仕事をしている。」と堂々と語っていますか?
丁度私たちのON AIR前に先に収録を終えたキャスターとお会いしたのですが、
その方は今日が初めての本番の日で、一人で1時間無我夢中で話した後で放心状態でした。
先にも書きましたが、正直な話、一般の方は殆ど視聴していません!
話す側もそれは解っているのですが、それでもカメラ前で話すって緊張するんです。
でもやがてこの方も、しっかりと自分のメッセージを伝える素敵なキャスターになるのでしょうね。